私は今、フラメンコダンスを教える仕事をしています。
私は2001年〜2014年までフラメンコダンスを習い、教えてきました。
2001年から約半年間、スペインへフラメンコ留学をし、帰国後はカルチャーセンターでフラメンコを教える仕事に就きました。
2004年からは、会社の社長(母親)と一緒にフラメンコ教室兼レンタルスタジオの会社を設立しました。
幸運にも会社は立地や時代的なものが重なり、フラメンコ教室の生徒さんは100人ほど在籍する教室へと発展し、レンタルスタジオは常にキャンセル待ちの状態が続きました。
しかし、2014年に社長から「クビ」を言い渡され、私は仕事を辞めました。
仕事をクビになった理由は、会社の社長である母親との確執でした。
仕事に対しての考えや方向性の違い、会社運営の方針や目的が合わないことが理由でした。
仕事を辞めた私は、次なる人生の目標や夢を探しましたが見つからず、途方に暮れていた時にラプトさんに出会う事が出来ました。
2016年にラプトさんをYouTubeで知り『ラプトブログ』に出会い、神様を知ることが出来ました。
2017年から『ラプトブログ』を通して信仰生活を始めました。
『ラプトブログ』
【http://rapt-neo.com/?page_id=1815】
それから、2020年の11月に「もう一度踊りたい!」と感動と恵みを受け、それからいろんな偶然が重なり2021年3月から再びフラメンコを教える仕事に復帰しました。
仕事復帰して驚いたことは、フラメンコ教室に100人ほど在籍していた生徒さんは40人ほどに激減していました。
レンタルスタジオも、周辺に同じようなスタジオが建ち並び、利用客はほぼ0に近い状態でした。
コロナ禍の影響もあり、会社はいつ倒産してもおかしくない状態でした。
仕事復帰した当初、立て続けに問題やトラブルが続きました。
クレーマーのような生徒さんから妨害を受けたり、従業員同士のトラブル、レッスン内容の不平不満の対処など。
私は「本当に仕事復帰して良かったのでしょうか?」と何度も神様に祈り求めました。
2023年になり、神様は義人には祝福が増し加わり、悪人は裁かれる時代になるとおっしゃられました。
【RAPT有料記事721(2023年2月12日)2023年に入ると、人類に対する刑罰の期間が終わり、千年王国の時代に入る。千年王国の祝福に預かることができるように、心から全ての罪を悔い改め、希望をもって神様に近付いていきなさい。】
その御言葉通り、私を幼い頃から迫害し仕事をクビにした母親が裁かれました。
母親(70代)は以前から股関節炎を患っていましたが、まだまだ踊り続けたいと言う理由で2023年の9月に片方の股関節を人工股関節にする手術をし、10月にもう片方の股関節の手術をしました。
本人は「手術は上手く行った!後は、リハビリをして回復するだけ!」と言っていましたが、日に日に痩せこけていき、長時間座る事も立ち続ける事も出来ず、日常生活は杖なしでは生活出来なくなり、到底踊れるとは思えない身体になりました。
母親が動けなくなってから、私の周りで起こるトラブルや問題が一気になくなりました。
それと同時に、母親からフラメンコを長い間習ってきた生徒さん達から深刻な相談を受けました。
「フラメンコを10年以上やっているけど上達しない!」
「簡単な振付や踊りでも、見た人がフラメンコを踊ってると説得出来る踊りがしたい!」
「一度で良いからソロ(1人)で踊ってみたい!」(フラメンコは基本ソロで踊るのが主流です)と、言われました。
私はなぜか、この言葉に大きな責任感と感動を覚えました。
私は早速、通常レッスンの他に基本テクニックを重視した振付をしないクラスレッスンを作ろうと考えました。
会社の社長である母親に提案をしたところ、案の定、猛反対されました。
しかし、生徒さんの思いを叶えたいと思い、交渉続けた結果、月2回だけのテクニック専門クラスを作る事ができました。
母親からは「以前にも、テクニッククラスは何回も作ったことはあるけど、誰も来なかった。みんな、振付ばかりをやりたがるから!たぶん、誰も来ないと思うよ!」と言われました。
その言葉を聞いた私は「クラスを作ったものの、誰も来なかったらどうしよう···」と不安でした。
そして、初回のテクニッククラスの日、私は3人ぐらいしか受けには来ないだろう思っていましたが、実際は7人の方が受けてくださり、今は5〜6人の方が常時習いに来てくださるようになりました。
テクニッククラスを開講した当初は、基本テクニックを重点的に教えていたのですが、毎時間同じ内容、同じテクニックを教えるわけにはいかないと思い、次は何を教えれば良いのか、どんな内容を教えれば良いのか分からなくなった時、私は神様に祈り求めました。
神様に祈り求めると、必ず「あっ、今度はこれをしよう!あれもしよう!」とアイデアが2〜3個頭に思い浮かびます。
時には、生徒さんの方から「〇〇をして欲しい!」とか「この練習方法が分からないから教えて欲しい!」と、提案してくださる事が何回もありました。
仕事の事で、困った事や悩んでる事、どうすれば良いのか分からない事は、神様に祈り求めれば必ず答えを与えてくださいます。
時には、指導方法や言葉のチョイスも与えてくださいます。
必ず、本当に必ず、祈り求めれば与えてくださる神様の奇跡と恵みに毎回、驚かされ神様に感謝をしています。
先日、11月26日に生徒さんだけが出演するフラメンコライブ(ミニ発表会)が行われました。
このライブも、神様が奇跡と恵みを私だけではなく、信仰を持っていない生徒さん達にも奇跡と恵みを与えてくださった出来事がありました。
生徒さん達だけのフラメンコライブをやろうと話が持ち上がったのは、2023年の5月頃でした。
生徒さん達から「一度で良いから、ソロで踊ってみたい!」と言う願いを聞き、ソリストを募ったところ4人の方が出演したいとおっしゃってくださいました。
フラメンコ歴3年目の方が1人、フラメンコ歴8年目の方が2人、フラメンコ歴10年以上の方が1人、そしてグループで出演したいと、フラメンコ歴15年以上の4人の方が出演希望をおっしゃって来られました。
早速、私は神様にお祈りをしたところ、4人グループで踊られる方々の曲の構成や振付、演出を神様からすぐにいただきました。
4人グループの方達は、15年以上フラメンコをやって来られた方達なので、テクニックや振付にあまり妥協せずにやりたい事が出来ると思い、思う存分やってみようと思いました。
一方、ソロで出演される方達は、曲を決めるところから始まりました。
各自、踊りたい曲を決めてもらい、本人のレベルに合わせた振付や構成に変更していきました。
人生で初めて人前で一人で踊るという未知の経験に、4人の生徒さんは日々不安と心配が募り、焦りと緊張が高まって行くのを感じました。
そんな生徒さんの姿を見て、私は日々の祈りの中で「この人には何を教えれば良いのでしょうか?」「この人は、何が必要なのでしょうか?」
「この人には、何を伝えれば良いのでしょうか?」と神様に祈り求めました。
まず、ソロ出演者だけのミィーティングを行いました。
そして、4人の方々に自主練習の動画を送って欲しいと伝えました。
自主練習の時に、分からない事や質問や疑問があれば、24時間いつでも連絡をしてくださいとも伝えました。
最初は自主練習方法が分からなかった生徒さん達でしたが、次第に自ら自主練習を積極的にするようになっていきました。
しかし、自分なりのやり方や考え方では、やはり上達するのが難しく、自主練習をすればするほど何が正しいのか、何が間違っているのか分からなくなってくると全員が訴えて来られました。
私は神様に祈り求めました。
そして、個人レッスンを受付ました。
正直、もっと早い時期から個人レッスンを行っても良かったのですが、会社が決めている個人レッスン料は値段が高く、生徒さんに経済的な負担をかけてしまうと思って、なかなか言い出せず躊躇していました。
しかし、神様にお祈りする中で、やはり一人一人に合った指導方法と言葉かけをしないと上達は難しいと教えていただきました。
私は申し訳ない気持ちで、生徒さんに個人レッスンを提案したところ、私の思いとは逆に「ぜひ、やって欲しい!」と何度も何度も懇願されました。
個人レッスンを開始してから一番驚いた事が、踊りが上達しない原因は身体的な能力や肉体的な問題ではなく、ほとんどの方が「考え方」が間違っていることに驚かされました。
例えば、フラメンコはタップダンス同様、足を床に叩きつけて打楽器のようにリズムを奏でます。
足の基本的な打ち方は出来ているのに、速度が早くなったり3連打法や4連打法になると打てなくなってしまう。
どうして出来ないのか、生徒さんに話をよく聞いてみると、ほとんどの方が「足全体に力を目いっぱい入れて打っている」とおっしゃられました。
もっと話をよく聞くと、足の打ち方だけでなく、踊る時は常に全身に力を入れて踊っていると聞いた時は、本当に驚きました。
踊る時に力を入れるのは、時と場合やタイミングにもよりますが、体の一部分だけに力を入れたり抜いたりすることが大半です。
特に足を打つ時は、力を抜かないと速く打てないと説明をしたら生徒さん全員が驚いていました。
実際、力を抜いた足の打ち方をレクチャーしたら、人によってはたった10分程度でマスターする方がいたり、10年以上フラメンコを習ってきて初めて速く打てるようになったと喜ぶ方もいました。
個人レッスンを行う上で、私はいかに考え方の間違いが自分の才能や能力の成長を妨げているんだと悟りました。
実際、私自身も考え方の間違いによって、なかなか上達しない時期があったので、生徒さんの気持ちがよくわかりました。
特に長い間、間違ったやり方を正しいと思い込んでやっていた人ほど、そのクセがなかなか抜けずに基本的な事さえ出来なくなって行く人もいました。
私自身も生徒さんを教えながら、基本に立ち返る事や自分で考えながらやる事がいかに大切なのかを悟りました。
その後、改めて生徒さん達を観察しながら、私はいろんな悟りと感動を何度も受けました。
フラメンコを好きで習っている生徒さんにも、いろんなタイプの方がいらっしゃいます。
熱心な人、努力を怠らない人、目標を持っている人、常に前向きな人。
そんな生徒さん達には、やはり私自身も努力して見える結果を出せるようにしてあげたいと指導にも熱が入りますが、生徒さんの中には趣味と割り切って意欲がない人、まったく練習しない人、プライドが高い人、自分は出来ていると思い込んでいる人、しんどい事が嫌いな人、言い訳ばかりする人もいらっしゃいます。
モチベーションが低い生徒さんが多く集まったレッスン日は、やはり私自身もやる気があまり出ないし、熱心に教えようとは思わなくなります。
レッスンでは、いろんな生徒さんが的外れな意見を発言したり、説明した事とは違う事を行うのを見て、残念に思ったり気分が悪くなる時がありますが、その日のお祈りの中で私は「神様は信仰生活をする私を見て、神様もこんな残念な気持ちになられているのでしょうか?私の足りなさや未熟さに嫌な気持ちになられているのでしょうか?」と何度も思うことがありました。
ラプトさんが伝えてくださっている神様の御言葉には「考え」について教えてくださっています。
【RAPT有料記事744(2023年5月15日)人にはそれぞれ考えの癖があり、その癖が直せなくて間違いを犯してしまう。神様と同じ思考パターンを持っていれば、何を行っても間違うことがなく、常に正しい選択をして救われ、成功する。】
【RAPT有料記事436(2020年1月13日)どんな時代も、古い考えにこだわる人は落ちぶれ、新しい考えをもって生きる人だけが成功し、発展する。】
【RAPT有料記事763(2023年7月31日)自分がもともと持っている考えではサタンに勝利できず、むしろサタンにその部分を突かれて滅ぼされてしまう。だから、子供のような心で完全に自分の考えを一新し、神様の御言葉で自分の中を満たさなければならない。】
【RAPT有料記事675(2022年8月15日)真理を悟ることで脳が一新され、新しいことを考え、新しいことを行うようになる。そうすることで人生が発展し、自分自身も楽しみを感じ、周りの人も神様も楽しませることができる。】
【RAPT有料記事670(2022年7月30日)考えの次元が高い人は、全ての苦悩・心配・不安・絶望といった暗い考えから完全に解放される。】
自分勝手な「思い込み」や「考え」が踊りのテクニックの習得を妨げ、出来ないという苦手意識を生み出し、やる気をなくさせてしまう。
身体的な能力や肉体的な実力がないのではなく、ただ「考え方」を変えるだけで能力も実力も伸ばすことが出来るんだと、生徒さんを通して悟る事が出来ました。
フラメンコライブまで後2ヶ月に迫った時、私は生徒さん達に「自主練習に思い込みをかけてください!」と伝えました。
それから、生徒さん達は時間の許す限り自主練習に励まれました。
人によっては、毎日のようにスタジオに通われた方もいらっしゃいました。
すると、ハッキリと目に見える成果が出始め、私の予想を遥かに超えて驚くほどの成長ぶりを遂げた方もいらっしゃいました。
何度かリハーサルを行った際、私が担当していないクラスの生徒さん達が「凄いですね!」「皆さん、レベル高いですね!」とおっしゃって来られました。
私は「これは私の力ではなく絶対に神様の力だ!」と確信していました。
なぜ、そう言い切れるか。
実は、私は過去に同じような取り組みをやって大失敗した事があったからです。
仕事をクビになる以前の2001年〜2014年まで、私は生徒さんのフラメンコ育成に力を入れていた時期がありました。
当時は、ラプトさんや神様の存在を知らず、自分の経験と力と独学だけで、生徒さんを育成する事に全力を尽くしていました。
今回とは比べものにならないくらい長期間の個人レッスンを行い、テクニッククラスも行っていました。
ところが、フラメンコの育成どころか生徒さんが一人、また一人と逃げるようにフラメンコをやめて行く結果になって行きました。
唯一、私が教えていた人の中にプロになった人もいましたが、その人は私が教えていた頃はあまり上達せず、他のフラメンコ教室に移ってからプロになられました。
その苦い過去の経験が今回もまた、同じ結果になってしまうのではないかと不安でした。
しかし、以前とは比べものにならないくらい早いスピードで生徒さん達が素晴らしい結果を出し始めた時は、本当に神様の力と奇跡と恵みを感じました。
本番1ヶ月前、私は生徒さんに「追い込み練習はやめて、イメージトレーニングや苦手な部分だけをやって、体調管理をメインに本番を迎えてください!」と伝えました。
長年、ダンスの舞台やライブをやっていると「本番前あるある」なのが、本番直前の追い込み練習でケガをしたり、体調不良を起こす方がいたので気を付けるように注意を促しました。
神様に祈り求めたお陰で、本番は誰一人欠けることなく当日を迎える事ができました。
いよいよ本番当日になり、リハーサルを開始しました。
リハーサルは、私が思っていた以上にみんな失敗の連続でしたが、なぜか当の本人達は冷静でした。
私だけが不安と心配の中、いよいよ本番が始まりました。
会場内に入った瞬間、会場全体にとても嫌な緊迫感と緊張感が漂っていました。
私はその嫌な緊迫感と緊張感に、一瞬押しつぶされそうになり、心臓が口から飛び出そうな圧迫感を感じました。
そんな雰囲気の中、トップバッターの方が踊り始めた瞬間、不思議なことに、さっきまで会場全体に広がっていた嫌な緊迫感や緊張感が一気に消えてなくなり、何か柔らかくて優しくて、安心出来る雰囲気が会場全体に広がって行きました。
不思議でした。
本当に不思議でした。
本当に不思議な感覚でした。
私の経験上、会場の緊迫感や緊張感などは開演しても、しばらくは続くものなのに、トップバッターの方が踊り出した瞬間、会場の空気が一瞬にして変わったのを感じました。
そして、トップバッターの方は、ほぼ完璧に踊られました。
それも、いつもよりパワフルでした。
次の方も、トップバッター同様に完璧に踊られましたが、この方もいつも以上にパワフルで素晴らしい踊りをされました。
会場は大きな拍手が鳴り響きました。
次の方は、私にとって一番心配な方でした。
結果、ミスは数カ所ありましたが、なんとか持ちこたえて最後まで踊る事が出来ました。
そして最後のソロの方が踊られました。
その方の踊りは、今まで見た中で一番素晴らしい踊りを見せてくださいました。
次の4人グループの踊りも、ほぼ完璧でした。
無事に全員が踊りが終わった後、みんな満足した顔をして楽屋でくつろいでいました。
私は、本当に驚きました。
本当に神様の力が働いてると思いました。
2001年〜2014年の間、私は生徒さんの作品をたくさん作ってきましたが、こんな成功率の高いライブは初めてでした。
しかも、人生初のソロ挑戦の4人がほぼ完璧に踊れるとは、本当に驚きました。
そして、お客さんからも高い評価をたくさんいただく事が出来ました。
私はライブが終わった後、神様の力がどれほど凄いのかを改めて悟りました。
ライブをやると決まってからの約半年間を振り返り、生徒さんが10年以上、8年以上フラメンコを続けて出来なかった事が、次々と出来るようになったり、物凄い早さで上達される姿を見て、私は神様の力と恵みと奇跡を何度も体験することが出来ました。
そして、私自身も神様の御言葉を改めて実感し、学ぶ事が出来ました。
神様が教えてくださった事は何か?
「寄り添ってあげること」
「話をよく聞いてあげること」
「相手の考えを理解すること」
「同じ目標を目指すこと」
「最後まで責任を持つこと」
私が過去に行ったフラメンコ育成の大失敗には、このすべてが足りていなかった。
ただ、自分の考えと経験を押し付けて、傲慢に教えていたんだと深く反省をしました。
神様に出会ってなかった頃の私は、何をやっても、何年やっても上手くいかず、何かやりたくても失敗に終わっていた原因がやっと理解出来るようになりました。
神様の御言葉通りに仕事を行い、人との関わりを持つと、こんなにも上手く行くのかと本当に驚きました。
神様の力や奇跡や恵みは、私だけに留まらずに信仰を持っていない生徒さん達にも恵みと奇跡が起こるんだと分かった今、たくさんの人達が神様の御言葉に出会える事を心から祈ります。
たくさんの人達が神様の御言葉に出会い、救われますように。